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かりんロス・・
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「ふぅサン、ふぅサンにお願いがあるの、
ふぅサン、ボクとの思い出の中で生きないでね 
思い出ばかり追ってると 悲しみから抜け出せないんだょ・・
だって ふぅサンは生きてるんだから!
ふぅサンのいるところは 生きてる人のものなんだからね」


**かりんからの手紙が届きました**



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ただ今、「かりんロス」の真っ最中のワタシ・・・
今日は グルーミングブラシに残ったかりんのやわらかい毛を丸めながら泣きました(TT)
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昨日、かりんは無事に私たちから旅立っていきました
春にはハーブがたくさん咲き 夏には涼やかなアジサイが咲き 
秋にはイチョウの落ち葉に包まれる場所に そして 朝陽がいちばん早く当たる場所に
去年、たくさん植えたカモミールのタネがたくさん落ちて小さな芽をたくさん出している庭の片隅で
今は静かに眠っています
春先には大好きだったカモミール 大好きだったたんぽぽ 大好きだったワイルドストロベリーが
たっくさん咲くょ きっと。
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ふと見れば そばにはスノーフレークが覗いていました
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お墓に選んだ場所にあった石からは ワイルドストロベリーの芽が・・ ふふっ オシャレでしょ?
かりん、気に入ってくれたかな
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悲しみに暮れても 時は止まらず 季節は歩むんですょね
イチョウには 新しい枝が伸び、
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去年一目ぼれして買ったピンクのアナベルも 新しい芽をつけていました
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夕暮れ時に もう一度かりんのお墓の前に行くと 辺りが神々しい飴色に染まり
川面もススキも黄金色に輝いて まるでかりんを迎えに来てくれたように見えました
そして その胸が締めつけられるような情景をおさめたシャシンには キセキの瞬間が写っていたのです
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シャシンの上方真ん中あたり・・わかるかしら、ふたつの魂がひとつの魂を迎えに来てるでしょ?^^
ふふっ めろんといちごが迎えに来てくれたのね、きっと
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もぅすぐ 満月だねぇ かりんチャン・・

***

今はまだ かりんを失った喪失感でいっぱいで 自分のその想いを受け止められず
四六時中 かりんのことばかり考えてしまって 一緒に過ごした9年5か月の重みをずっしりと感じています
昨日は 主のいなくなったケージをキレイに洗いながら 何度も涙があふれ出ました
かりんは 夜寝る時だけケージの中で 昼間はほとんどリビングとケージのある部屋を自由に行き来してたので
ケージはきれいなもので それでも柵の所は 「出してぇー――!!」とガジガジ噛んだ跡がくっきり
プラスチックの箇所にはガリガリ爪を立てた跡が刻まれていて かりんの生きた軌跡がくっきり
今日は今日で 愛用のお皿 お気に入りの場所 大好物のバナナを見るだけで
1日中 もぅ 涙腺は緩みっぱなしです
最後にかりんが枕にしていた小さなネコクッションには ふかふかの陽だまりのようなかりんの匂いが
まだ生々しく残っていて それだけは洗う事が出来ずにいます

今日は整形外科の受診日で 待ち時間に読んでいた『パンとスープとネコ日和』の続編
『福も来た』の中のネコエピソードが 全く今のワタシにリンクしていて涙をぐっとこらえるのが大変でした
このお話は 主人公の飼っていたネコのたろちゃんが死んでしまった後からはじまるのです

その中の ぐっと来た部分・・
『 部屋のドアを開けて、むくっとしたたろが走り寄ってこないことに まだ慣れない。
「やっぱり・・いない・・・・」
姿が見えなくても、ここにいると思っているのに、やはりあのぷっくりした姿が見えないのは悲しい。
仕事中はまったく思い出さない分、部屋に戻った瞬間のこの辛さは、たろがいなくなってから
毎日味わっている。いつになっても昨日と同じである。
少しはキモチを前に進めなければとは思うのだけれど、あぁ この角度だと部屋のあのあたりで
いつも寝ているお尻が見えたりとか、台所でこうやっていると、足に体を摺り寄せてご飯をねだってきたとか
・・・・・・・・当たり前だった光景が今はすべてなくなってしまった・・・・・・・・・・・

(主人公の営むサンドイッチとスープのお店で お客が置いて行った宝石のパンフレットを見ながら)
・・・宝石箱を開いて、あんなに美しいモノがずらっと並んでいたら、嫌なことも吹き飛んでしまいそうだ。
「でも私はネコや動物たちが、世の中にいてくれた方がいいな」・・・・・・
「あーあ、たろちゃん・・・・」
今日は涙はでなかったけれど、とてつもなく寂しくなった。誰かがそばにいて慰めてくれたとしても
その寂しさは埋まらず、たろにしか埋められない心の穴だった。・・・』

まさに!今のワタシ まんまだっ!!

受け入れる」って 大変な作業ですょね・・

今日も長くなってしまいました、、、

大好きな2月になったというのに さみしい2月のはじまりです

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■: か ぜ の お と :■
***Last up date*February・2***

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中国
by kimagure-fuua | 2015-02-02 21:56 | usagi
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